バドミントン 奥原希望 感謝のつぶやき

8月16日、リオデジャネイロ五輪バドミントン
女子シングルス準々決勝 奥原希望2―1山口茜

奥原希望はコートの淵に立ち感謝の言葉をつぶやき・・・
四方に礼をしてからコートに入った。
リオ奥原希望(1).jpg
引用http://ur0.biz/xP3Y
長年競い合ってきたライバル山口との日本人対決で
注目を集めた準々決勝でも
「この特別な舞台で仲間と闘えることは凄くうれし
いこと」と言葉にしてコートに入った。

奥原はいつもと変わらないルーティンを行い平常心
にブレが無いようにつとめたが

試合後のインタビューでは、「ガチンコで戦えれば
いいという私の思いが、最初ぎこちなくなってしま
った」と、振り返った。

第1ゲームでは硬さがまえに出てしまい、最近の国
際大会5試合で一度もゲームを落としたことのない
山口相手に、いきなり先制された。

そこから「茜ちゃんが凄く強くて、私も力
を出し切ろうという気持ちになった」と、試合中の
思いを語った。

後輩の踏ん張りを見せられ、自分は更に強く想いを
切り替え、逆転勝利という結果をみせた。

日本人初の4強進出となった試合を振り返り。

「茜ちゃんもすごいいいパフォーマンスで、お互い
の力を出しきれたいい試合になったと思います」と
健闘を称えたあと、「もっと上を目指しているので
満足せずに、次に備えたい」と先を見据えた言葉が。

「きょうみたいな試合が続きますし、みなさんの応
援を借りて一球一球私らしいプレーを続けたい」。
高い所にある目標を見据え、力強く言い切っていた。

バドミントン 奥原希望 感謝のつぶやき



奥原希望さんのつぶやきルーティンが生まれたのは、
高校時代。

当初は意識せず自然と一礼をしてコートに入るだけ
だったのが、あるとき礼をせずに入ると、知人から
「あれ、変わったね」と声をかけられた。

その時のことを奥原は「良い意味じゃなくて、変わ
ってしまったねという言い方だった。
それで(礼をして入ることが)自分のスタイルなん
だと思って、再びお辞儀をするようになった。

なんで始めたのかは分からないですけど、その頃か
らつぶやくようになった」とルーティン誕生の経緯
を話した。

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2013年1月には左膝半月板を損傷し、手術を受けた。
苦しいリハビリ克服し、その秋には復帰したが、
翌年4月にこんどは右ひざを負傷して再び試合のでき
ない日々が続いた。

そんな中「もうバドミントンは厳しいかな」と絶望
感に襲われた。
しかし、たくさんの見舞いや励ましを受けて、プレ
ーで恩返しをするしかないと覚悟を決めたという。

この頃ことからつぶやきのメインが感謝の言葉になっ
て行ったのではないでしょうか。

その後復帰するも戦績はふるわず、気合いを入れて
臨んだ8月の世界選手権も初戦で敗れてしまった。

負けん気だけは誰にも負けないと自負する奥原だが、
持てる実力を最大限に発揮するための課題はメンタル
の強化にある。

バドミントン 奥原希望 感謝のつぶやき


頭や気持ちのコントロールどうする
2015年3年ぶりの出場となった「ヨネックスオープン
ジャパン」で初戦を勝った後で、奥原は「私は今まで
勢いで勝つことが多かったけど、調子が良いときは良
いけど、ダメなときに崩れてしまう。

相手と駆け引きしながらプレーすることに挑戦している。
それがうまくかみ合えば、この先に進めると思う」
と試合中のセルフコントロールを課題に挙げていた。

バドミントン 奥原希望 感謝のつぶやき


メンタルコントロールと感謝の気持ち。
「ヨネックスオープンジャパン2015」は9月13日に最終
日を迎え、2年ぶりの日本人対決となった女子シングル
スは、奥原希望がストレートで2年前の覇者である山口
を下して初優勝を飾った。
ヨネクス奥原希望.JPG
引用http://www.unisys.co.jp/badminton/new/150913_yoj2015.html
この試合が始まる直前も、コートに入る奥原は、声に出
してつぶやいていた。

「ここまで来られたことに、たくさんのサポート、ファ
ンの皆さんの声に、すべてに感謝して、この舞台を楽し
もう、やりきろう、よし!」と。
感謝の気持ちをと自分に言い聞かせる言葉をつぶやき、
礼をしてコートに入る。それが、奥原のルーティンだ。

言い聞かせる言葉はいつも「よし」で締める。強く意識
しているわけではなく、時間がなければ省略もする程度。

2回戦では「ファイナルの出だしは、時間がなくて、や
ばい!と思って『よし』しかつぶやけなかった。

ラブオールプレーとコールされたら1点取られてしまう
と思った」と苦笑いを浮かべていた。それでも、実際に
口に出して言い聞かせることで、緊張を取り払えるのだ
という。

そんな奥原希望さんですが、先ほど準決勝が終わり
インドののP.V.シンドゥ選手に敗れてしまいました。
あすの三位決定戦で同メダルはぜひとも取って欲し
いものです。

バドミントン 奥原希望 感謝のつぶやき あとがき


本来スポーツというものの発生時点、場所環境から考えると
貴族や富裕層がお抱えの選手、チーム戦わせて、見て楽しむ
ショー的要素、勝ち負けに金品を賭ける賭博的要素から成っ
ていたはずだ。

現代のスポーツマンシップとは、金と地位のためだけにスポ
ーツをするのではなく、一つの結果、一つのプレーに対して
切磋琢磨し努力する一途な姿と、勝敗に関係なくお互いに敬
いあうことではな以下と思う。

スポーツマンシップという言葉の意味定義を深く考えると解
らなくなってしまいませんか。

ちなみに「フェアプレイ」とは、
「SAJ 2008 C級コーチ養成講習会」では、
1、試合・競技ルールの順守 
2、役員への敬意そして判定・ジャッジへの従順
3、対戦相手や他選手、仲間への敬意
4、全選手、チームとの公平性、平等
5、いかなる状況でも品格を保つ

日本体育協会では
「行動としてのフェアプレー」とは、ルールを守り公正に振る
舞うということに留まらず、他者(や審判)を尊重し、仲間を
信じ、支える方々に感謝し、全力を尽くしてプレーすることで
あると考えます。
「フェアプレー精神」とは、自分の心に問いかけた時、恥ずか
しくない判断ができる心のあり方ということができます。
以上のようになっているようです。

各種スポーツの世界大会でのドーピング問題やマナー問題は跡
を絶ちません。

そんな中、自分の中から自然発生したともいえる、礼に始まり
礼に終わるという検挙な姿勢に感謝の気持ちを添え、自分自身
に言い聞かせ続け。
勇気の言葉加えて自分のルーティーンにまで昇華させた。
奥原希望さんは素晴らしい人だと思いませんか。

そんな奥原希望さんをこれからも応援していきましょう。

引用
http://ur0.biz/xP3l
http://ur0.biz/xP3m
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